9月9日は日本の「五節句」の一つ「重陽の節句」です。
他の四つの節句「七草の節句」「桃の節句」「端午の節句」「七夕の節句」に比べてちょっと知名度が低いような気がしますが、それは旧暦から新暦に変わった明治時代に、生活に根付いていた他の節句と違い、お祝い事として行われる行事が少なくなったせいのようです。
重陽の節句は別名「菊の節句」とも言われ、冷酒に菊花びらを浮かべて飲む、という風流な風習もあるようです。
私は飲めないので実行できず残念ですが…。
目に美しく風流というだけでなく、菊には高い殺菌・解毒作用があるので(お造りにも菊が添えられているでしょう)菊酒を飲んで、夏に疲れた体を整えるという効果もあるようです。
私たちに四季の移ろいを教えてくれるそれぞれの節句。
この無病息災や不老長寿を願う重陽の節句も大切にしていきたいものですね。
私は部屋に菊を飾って楽しむことにします。