ドジャース、ついに優勝しましたね!
大谷翔平選手や山本由伸投手の活躍もあって、野球をあまり見ない私でもついニュースを追ってしまいました!
スポーツでみんなで喜びを分かち合う姿に、なんだか胸が熱くなります。
そんな中で今日は、少し前に行った「刷り友禅」の体験を思い出しました。
刷り友禅というのは、型紙を生地にあてて、専用の刷毛で色をすり込む染色の技法です。

筆で絵を描くように少しずつ色をのせていくと、模様がふわっと浮かび上がってきてとてもきれいなんです。
いくつかの色を重ねてグラデーションをつけると、世界にひとつだけの、自分だけの色合いが完成します。


お客様が体験されている様子を見ていると、それぞれの個性がしっかり出ていておもしろいんです。
淡いトーンでやさしくまとめる方もいれば、思いきり鮮やかな色を選ぶ方も。
型は同じでも、出来上がった作品はまったく違う印象になります。
どの作品にも「その人らしさ」があって、見ているだけで楽しくなります。
そう考えると、ドジャースのチームも少し似ているかもしれません。
それぞれが自分の持ち味を活かしながら、チームとしてひとつになって優勝をつかむ。
すり友禅のように、いろんな色が重なってひとつの美しい模様になる感じです。
ものづくりも、スポーツも、人の手と心が作り出すもの。
どちらも「その人らしさ」と「調和」があってこそ輝くんだなあと、改めて感じました。
これからも、そんな“自分だけの色”を大切にしながら、
和の世界の楽しさや美しさをお届けしていけたらと思います。