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きものの五つの喜び

10月に入りましたが、まだ日中は陽に当たると汗ばむような日もありますね。

朝晩の涼しさと日中の暑さ、そのギャップに季節の移ろいを感じます。

この気温差に体調管理を気をつけなければ…と思う今日この頃です。

 

さて、先日、会長の毛利ゆき子がとある呉服屋さんにて、きもの好きの方たちにトークショーをさせていただきました!

今回はその時にお話しした内容を少しご紹介したいと思います。

テーマは「きものを着ることの喜び」について。

きものには、他の衣服にはない特別な魅力があります。それを五つの喜びに分けてお話ししました!

 

ひとつ目は「見る喜び」

きものや帯には本当に多種多様な色柄があり、眺めているだけでも心が弾みます。

目の前に広がる美しい模様や織りの表情は、まるで芸術品を見るような楽しさがあります。

 

二つ目は「選ぶ喜び」

数あるきものや帯の中から、自分の感性にぴったりと合う一本を見つける瞬間は格別です。偶然の出会いが、自分らしさを引き立ててくれる一枚になることもあります。

 

三つ目は「着る喜び」

選んだきものを実際に身にまとえば、自然と気分が高まります。

自分で着付けができるようになれば、さらに世界が広がり、きものライフはぐっと楽しくなります!

 

四つ目は「見られる喜び」

きもの姿は周囲の目を引きます。

年齢を重ねても「きれいですね」と声をかけてもらえるのはやはり嬉しいもの…

きものを着るだけで特別な存在感が生まれ、日常に小さなときめきを添えてくれます。

 

五つ目は「譲れる喜び」

流行の移り変わりが激しい洋服と違い、きものは世代を超えて受け継ぐことができます。

母から子へ、子から孫へと想いをつなげられることは、着る人にとっても、作り手にとっても大きな喜びです。

 

きものは単なる衣服ではなく、人と人、世代と世代を結ぶ大切な存在です。

見る楽しみから始まり、選び、着て、見られ、そして譲りゆく…これらの喜びを多くの方に味わっていただければ、きものの世界はますます広がっていくのではないでしょうか。

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