蝉の声が聞こえ始め、日差しもいよいよ本気モード。
京都も毎日うだるような暑さが続いています。
梅雨が明けたかと思えば、気づけば蝉の大合唱。
朝からミンミンジリジリ…とけっこうな音量ですが(笑)、この音を聞くと「あぁ、夏が来たな」としみじみ思います。
最近は日傘や扇子が手放せず、水分をしっかり摂っていますが、京都の夏はとにかく蒸し暑い!
でも夏ならではの風景や、スイカやかき氷、冷たいおそうめんなど、季節の味わいがあるのもまた嬉しいですね。
そんな中、先日広島へ出張に行ってきました。
合間に少しだけ時間が取れたので、「原爆ドーム」と「平和記念公園」にいってきました。
今年は1945年からちょうど80年。
「戦後80年」という言葉をテレビや新聞でも目にするせいか、自然と足が向いたのかもしれません。
原爆ドームの前に立つと、ただ静かにそこにあるだけなのに、やっぱり胸に迫るものがあります。
近くには外国からの観光の方も多く、皆さん静かに佇んだり、カメラを向けたりしていました。
平和記念公園の緑の中を歩いていると、蝉の声や川の音に混じって、小さな子どもたちの笑い声も聞こえてきて。
過去と未来が交差するような、不思議な感覚になりました。
毎日忙しく過ごしていると、当たり前の日常がいかにありがたいか、つい忘れてしまいがちですが、こういう場所に来ると立ち止まって考える時間が持てますね。
こうして元気に夏を迎えられること、すべてに感謝しながら、この夏も一歩ずつ丁寧に進んでいきたいと思います。