5月も気がつけばあっという間に過ぎて、6月に入りましたね。
もうすぐ、じっとりした梅雨の季節がやってきます。
外出の予定が立てにくい時期ではありますが、室内で楽しめるおしゃれやコーディネートを考えるには、ちょうどいい季節かもしれません。
さて今回は、「毛利ゆき子コレクション」より、令和7年の新作をご紹介します!
ゆき子コレクションでは、いつも「はんなり」「やさしさ」を感じていただけるよう、色味や柄選びにこだわっています。
色を決めるときは、たくさんの過去の資料や色見本の中からイメージに近いものを探して、職人さんと細かく打ち合わせしながら、理想の色をつくっていきます。
今回の新作も、そんなやわらかい雰囲気を大事にしながら、段ぼかしで染め上げました。
そこに、そっと桜の花びらを散らしています。
春の余韻を少しだけ残したような、やさしい雰囲気のある一枚です。
今回、初めての試みだったのが、花びらの色合い。
「薄墨(うすずみ)」を使って、ほんのりグレーがかった落ち着いたトーンに仕上げました。
甘くなりすぎず、ちょっと大人っぽい雰囲気をまとっています。
柄自体は控えめですが、地紋には「流水」をあしらっています。
目立ちすぎず、でもふわっと動きを感じさせるデザインで、着姿にさりげない奥行きを出してくれます。
小紋なので、お食事会やちょっとしたお出かけなど、いろんなシーンで活躍してくれるはず!
段ぼかし染めなので、全体的に柄のある小紋とは違い、帯を変えることで格を高くすることもできます。
今回は、この小紋に合わせて何本か帯を選んでみました。
同じ着物でも、帯が変わるだけで全体の印象ががらっと変わるので、コーディネートの楽しみも広がります。
気になることやご質問があれば、InstagramのDMでもお気軽にご連絡くださいね。
皆さんの着物選びが、ちょっとでも楽しくなるきっかけになれば嬉しいです。